葬祭ディレクターとは?資格やなるために必要なことを解説

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葬祭ディレクターの仕事とは?

葬祭ディレクターの仕事とは

葬儀を支える要

葬祭ディレクターは葬儀や法要などの葬祭業に従事する人を指し、葬儀全般を円滑に進める役割を担っています。
葬祭ディレクターがやることは多岐にわたりますが、具体的には以下のような仕事に対応します。

  • 病院から葬儀会場へのご遺体の搬送や通夜の準備
  • ご遺族と葬儀の企画や打ち合わせ
  • 葬儀の見積もりや葬儀会場のセッティング
  • 着せ替え・納棺
  • 葬儀の司会・進行
  • 霊柩車やハイヤーなどの手配
  • 火葬場の手配
  • 料理・飲み物の準備
  • 礼状・香典返しの発送手続き

このように葬祭ディレクターは葬儀全般を取り仕切っており、さまざまなタスクを迅速に対応しなければなりません。そして、人目につきやすい仕事と裏方の仕事の両方に対応する柔軟性も必要です。葬祭に関連する幅広い知識と経験が必要な仕事で、葬祭に必要不可欠な職種です。

葬祭ディレクターの年収はどのくらい?

葬祭ディレクターの平均年収は394.3万円とされています。もちろん、就職する葬儀社や経験年数によっても年収はさまざまです。1級の葬祭ディレクターであれば月々の資格手当が1万〜3万円ほど貰える場合もあり、葬祭ディレクターになるのであれば1級を目指すことをおすすめします。

出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成

葬祭ディレクターになるには?

葬儀会社で働くだけであれば資格などは必要ありませんが、葬祭ディレクターを名乗って働くには、厚生労働省が認定する「葬祭ディレクター技能審査」に合格する必要があります。専門学校に通い資格習得を目指すことをおすすめしますが、働きながら独学で葬祭ディレクターになることも可能です。

専門学校に通う

技能審査協会が認定する専門学校のカリキュラムを修了すれば、2級の葬祭ディレクター技能審査受験の際、実務経験2年として算入されます。
葬儀業のスペシャリストを育成する専門学校で、基礎から徹底的に学べば、資格習得だけでなく有名葬儀社に就職できるチャンスも生まれます。

独学で受験する

葬祭スタッフとして働きながら実務経験を積み、独学で葬祭ディレクターを目指す場合もあります。学費等がかからない一方で、専門学校のように専門知識やスキルは自分で学ぶ姿勢がなければ身につけるのは難しいでしょう。

葬祭ディレクターになるために必要な資格は?

先ほども述べたように、葬祭ディレクターを名乗るためには資格の取得が必要です。1級と2級の2種類があり、国家試験ではないものの実務経験が必要で、葬儀に関する幅広い知識と技能が要求されるため、容易には取れません。
どちらも、学科試験と実技試験があります。学科試験は葬儀に関わる仕事の知識が評価されるペーパーテストです。一方、実技試験は葬祭ディレクターとしての技能が試され、幕張・接遇・司会について、それぞれの基礎能力が評価されます。
1級の葬祭ディレクターは2級の資格を取らないと受講することはできません。そのため、専門学校に通って2級の資格を習得し、2年以上の実務経験を積んだ後、1級資格の習得を目指すのが理想的な流れでしょう。

葬祭ディレクターの将来性は?

葬祭ディレクターの資格を保持している人は日本で4万人程度と言われ、葬祭ディレクター不足は切実な課題です。一方で死亡者数は年々増加の一途をたどり、超高齢社会を迎える日本において、葬儀の件数も増加すると予想されます。
そのため、葬祭ディレクターは右肩上がりで成長する産業と考えられ、将来性が期待できる職種と言っても過言ではありません。早いうちに実務経験を積み、葬祭ディレクターの資格を習得すれば、貴重な人材として重宝され、評価が高まる可能性もあります。努力次第で、給与アップも期待できる職種でしょう。

葬祭ディレクターに向いているのはどんな人?

葬儀は残された遺族たちにとって特別なものです。厳粛に執り行われる葬儀において、葬祭ディレクターの言動や対応が成否を決めると言っても過言ではありません。そのため葬祭ディレクターになるためには忍耐力や冷静さ、誠実性、清潔感、信頼性などの要素が重要になってきます。その上で、悲しみに暮れている遺族に対して、思いやりの気持ちを持ち、細やかな配慮ができる人は葬祭ディレクターに向いていると言えるでしょう。
また、予想外の出来事にも迅速かつ冷静な対応ができて、葬儀スタッフに的確な指示を出せるリーダーシップも必要です。葬儀は宗派の違いなどによっても段取りがさまざまで、多くの知識や経験、柔軟性が求められます。葬祭ディレクターは立ち仕事が多く、葬儀によっては長時間に及ぶものもあり、体力も必要な要素です。

葬祭ディレクターになるにはこの学科!

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葬儀や法要などに関わるサービスを学ぶ

葬祭ディレクターになるための知識や技術を身につけられる葬祭ディレクター学科。葬祭業を学べる専門学校は全国でも4校しかないため、貴重な学科です。
葬祭業に従事する場合は故人を忍び、遺族に寄り添う思いやりの心と、高いコミュニケーションスキルが求められます。そのため、人間力を磨く教育を徹底し、企業が本当に求めている人材育成に努めています。

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