BECOME A PASTRY CHEF
ホテルの中には大中小さまざまな宴会場(バンケットルーム)があります。
ホテルにもよりますが、一つの宴会場で学校の体育館4つほどの広さの宴会場を持つホテルもあります。
大勢の人が集まる時に利用される場所が宴会場なので、結婚披露宴、謝恩会、企業の入社式、TVの撮影などその内容も多岐にわたり、会場の準備から当日の接客まで、全てを担当します。
結婚披露宴であればご新郎ご新婦様のご誘導からゲストへの料理、飲み物の配膳。企業の会議ではお客様が会議に集中できるよう環境を整えます。
レストランと違い、お客さまは予約しないと宴会場を利用する事ができません。
そのため予約状況に合わせてシフトを組むことが一般的です。
多くのホテルでは朝の7時~夜の22時の間で宴会場の予約が可能なため、その前後1時間くらいまでがシフトの幅と言えるでしょう。
バンケットサービスは宴会部門に所属しています。
宴会部門にはバンケットサービスの他、ウエディングプランナーや宴会営業なども所属しています。
ホテルによっては宿泊部門と料飲部門の2つで、料飲部門からレストラン課と宴会課に枝分かれしている所もあります。
宴会場には予約をしない限り入ることができないため、接客部門のスタッフの中では一番見つける事が難しいかもしれませんが、一部ホテルでは宴会場を使って期間限定のランチビュッフェやディナービュッフェを開催する事がありますので、そのような機会があればチャンスです。
宴会場ではホテルの社員の他、協力会社(配膳会)のスタッフも多く勤務しています。
同じ宴会場内でも役職等、人によって着用しているユニフォームが違いますので、ユニフォームに着目しても面白いかもしれません。
バンケットサービスとして勤務するために必要な資格はありませんが、食事や飲み物を提供する機会も多い事から、国家技能検定であるレストランサービス技能士やソムリエ、バーテンダーの資格を取る方も多くいらっしゃいます。
宴会場の仕事に向いている人は、チームワークを大切にできる人です。宴会場の運営は多くのスタッフと協力して行われるため、スポーツで例えるなら団体競技に似ています。周囲と円滑にコミュニケーションを取りながら働けることが重要です。また、おもてなしの心を持っている人も向いています。宴会場は結婚式や企業の大事なイベントなど、特別な時間を提供する仕事です。お客様に最高の体験を届けるため、テーブルの配置や料理の提供タイミングなど、細かな部分に注意を払うことができる、細かい気配りや心配りができることが大切です。